味噌のおいしさを保つ保存方法

味噌は優れた保存食

  味噌は日本に古くから伝わる保存食です。

だし入り等の加工味噌でない限り、賞味期限が切れてしまっても、変敗、（風味が悪くなり食用に適さなくない状態になる）腐敗、食中毒菌などが増殖することは殆どありません。※自己判断でお願いします

しかし、温度が高くなる夏季などは温度の影響で褐変（色が濃色に変わる反応）が進行しやすく、香りや風味が損なわれますので注意が必要です。

温度管理が美味しさの秘訣

味噌のおいしさを長持ちさせるためには、衛生第一、冷蔵庫や冷凍庫といった冷暗所で保存することをお勧めします。

冷凍庫で保管しても、少し硬くなりますが凍る事はありません。冷凍庫から出してそのまま使用できます。

これ大丈夫？と思ったら

＼ 味噌は生きています！／

白い結晶

長期熟成した味噌に表れやすい、白い結晶の様なタイプもあります。チロシンというアミノ酸の一種です。チロシンは麹の力が高い場合に発生しやすいと言われています。

チロシンは、味噌の旨味成分の一つなので、取り除く必要はありません。

白いブツブツ

味噌を長期保存すると、表面にカビに似た白っぽいブツブツが現れる場合があります。それはカビではなく、「産膜酵母」（さんまくこうぼ）と呼ばれる酵母の集合体です。耐塩性と好気性を持つため、塩分のある味噌の表面に発生しやすいのです。

酵母菌の一種であることから食べても身体に害のあるものではありませんが、風味が損なわれますので、混ぜずに取り除いてからお召し上がり下さい。味噌内部まで浸食しないのでプツプツだけ取り除く程度で問題ありません。

まとめ買いも安心

ご紹介した方法で保存が可能です。ぜひ、お気に入りの味をみつけみてください。